モンキーのカスタムを進めている方にとって、スプロケットの調整は重要なポイントです。今回は、フロントとリアのスプロケットを4mmオフセットし、さらにフロントスプロケットを14Tから15Tに変更して最高速をアップさせる方法を詳しく解説します。

スプロケットをオフセットする理由
モンキーのスプロケットをオフセットすることで、チェーンラインを適正化し、ギリギリだったリアホイールとのクリアランスを取ります。また、フロントスプロケットを15Tに変更することで、最高速の向上も期待できます。
スプロケットの変更点(14T→15T)
今回行った変更は以下の通りです。
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フロントスプロケット 14T → 15T(最高速向上)
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現在はフロント14T、リア29Tで4速8000rpm時に62km/h。
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これを15Tにすることで、4速8000rpm時に66km/hとなり、高速巡航が快適に。
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ロックナットを薄型に変更(スペース確保)
スプロケット交換手順
フロントスプロケットの交換方法
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ジェネレーターカバーを外す
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スプロケットを15Tに交換する
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カバーを元に戻す
この作業は比較的簡単で、特別な工具も必要ありません。


14T今までありがとう。
それにしてもルブうんこきたない・・・
リアスプロケットのオフセット方法
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リアホイールを外す
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スプロケットを取り外し、ハブに4mmオフセットスペーサーを装着
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ロックナットが最後まで締まらないため、薄型ロックナットに交換
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すべてを元通りに組み直す


リアスプロケットにスペーサーを入れた状態でをスペーサーと共にノーマルのロックナットで固定すると、ナットが厚すぎてロックナットの意味がなくなるため、薄型ロックナットに交換します。
薄型ロックナット取り付け


ノーマルロックナットだとスタッドボルトが足りません。
作業後の変化とメリット
このカスタムを施すことで、以下のメリットが得られました。
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チェーンラインが適正化され、スムーズな駆動が可能に!
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リアホイールとチェーンのクリアランスが確保され、安全性アップ!
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15T化で最高速が向上し、より快適な走行が可能に!

↑オフセット前の状態

チェーンとホイールがギリギリ。
まとめ
今回のスプロケット交換は、チェーンラインの適正化と最高速向上を両立させるためのカスタムでした。特に、リアスプロケットの4mmオフセットによって、スイングアームとの干渉を防ぎつつ、走行性能を向上させることができます。
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